心があたたまりたい方へ

 

こんにちは!

今回紹介させていただく本は、心があたたまる物語です。

 

『うさぎパン』

著者 瀧羽麻子

株式会社 幻冬舎

 

 

小学校も中学校も私立の学校に通っていたいわゆる”お嬢様学校育ち”の優子は、高校まで一貫教育のその学校を出て高校受験をする。高校生になり、成績が良くないため、家庭教師をつけることに。そして、同級生の富田君とお互いパン好きということがキッカケにパン屋巡りを始める。継母と暮らす優子と両親が離婚している富田君。複雑な家庭事情を抱えているが、2人は家族への気持ちやお互いへの淡い思いを深めていく。

 

読了後、”ほっこりする”という表現がしっくりきます。

甘くてもどかしい、学生時代の懐かしい感覚になります。

 

始まりは何てことのないHRの自己紹介。

何てことのないパンが好きだということ。

たかがパン、されどパン。

 

ただそれだけで2人にはよかったんですね。

パン屋を巡っていくうちに近づいていく二人の距離感。

なんともいえないもどかしさです!笑

 

家庭教師の美和ちゃんが結構いいキャラしているんです。笑

個人的に一番好きなキャラクターです。

 

優子の家族、富田君の家族の環境の変化も、注目して頂きたいです。

 

表題に「うさぎパン」とあるように所々にうさぎが出てくるのもまた、読んでいて楽しいです。

 

 

日々の生活で疲れている、心に余裕がない、そんな方にぴったりの本だと思います!