女子って言っていいのは何歳までなのか

 

こんにちは!

 

今回紹介する本は、いつまで「女子」でいていいのかのいう問題について語っている本です。

 

『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』

著者 ジェーン・スー

株式会社 幻冬舎

 

誰もが見て見ぬふりの女にまつわる諸問題。恋愛、結婚、家族、老後まで、笑いと毒を交えたエッセイ。

社会経験やずるがしこい知恵、小金を持った女たちが「女子!私たちはずっと女子!」と騒ぎ出す。これはもう暴動みたいなものです。そんな暴動に違和感、図々しさを感じ、「あんたら女子って歳でもないでしょ!と文句を言いたくなるのも無理はありません。

 

タイトルのインパクトがすごいです(笑)

思わず手に取って読んでみました。

内容は流石未婚のプロ、ジェーン・スーさん!笑

毒も入りつつ笑いもあり、楽しく読めました。

 

著者と世代の違う私でも共感できることが何個かあったので、著者と同世代の方はたくさん共感できるのではないでしょうか。

 

また、「かわいい」発言の乱用やおばさんの境界線、いい歳していつまでも女子と名乗る図々しさなど、同じ女性でもモヤモヤ感じるものをザックリ切ってくれます。またこれが爽快感。

 

この本でアラフォーの気持ちや感じていることを読み、いつか来る四十路が楽しみなような、楽しみじゃないような複雑な気持ちになりました(笑)

図々しくない、中身のかわいい四十路を迎えたいな~と思いました。

 

最近お仕事で疲れてませんか?

 

こんにちは!

 

今回紹介する本は、現代社会で働いている人には共感できる部分が多くあるだろう本です。

 

『ちょっと今から仕事やめてくる』

著者 北川恵海

株式会社 KADOKAWA

 

ブラック企業に勤め、こき使われ心身ともに疲れ果てた隆は、無意識に線路に飛び込もうとする。そんな隆を助けたのは「ヤマモト」と名乗る自称同級生の男。彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中。「ヤマモト」の正体が気になった隆は、彼の名前でネット検索をするが、出てきたのは、三年前に激務で自殺した男のニュースだった。

 

 

2017年5月27日(土)に映画公開として有名な作品ですよね。

キャストも福士蒼汰さんや工藤阿須加さんは「ヤマモト」と隆にぴったりだと私は思います!

 

あらすじや物語の入りは暗いが、全体としては明るくテンポもよく読みやすいです。

社会に出て働いている人は少しでも共感できるところがあったのではないでしょうか?私自身似たような経験をしたことがあるので、泣きながら読んでしまいました。

 

読んでいて辛い部分もありますが、「優しい」部分もあります。そして、その「優しい」部分に触れて少し心が緩まる気がします。

 

帯には「働く人ならみんな共感!スカッとできて、最後は泣けます。」と書いてありますが、その通りです。読了後は、爽快感がすごいです。

 

ライトノベルなのでさらさらっと読めるのでぜひ読んでみてください!

ニューヨークへひとっとび!

 

こんにちは!

今回紹介させていただく本は、読んだらニューヨークへ行きたくなる、だけど行ったような気持ちになる本です。

 

『ニューヨークを探して』

著者 岡田光世

大和書房

 

お節介なほど親切に、手を差し出してくれる。孤独さえも、温かく包んでくれる。誰もがありのままでいられる街の、出会いと出来事。

 

実際に岡田光世さんがニューヨークで体験したことを第六章までに綴ったエッセイ。

クスっと笑ってしまう話や、心が温まる話がたくさんあります。日常の小さな出来事が詰まっていて、日本とは違うニューヨークの人々の温かさを感じ、ニューヨークへ行ったらこんな感じなんだろうなと感じさせられます。

 

「小さな親切は、大きな成果を生むものですよ。」

「人生っていいものだよな。」

など、心に残る言葉も出てきます。

 

ニューヨークでは不動産の値がどんどん上がり、家賃もどんどん高くなっていく中で、ニューヨークで暮らしている人は、ニューヨークが好きだから、ニューヨークに居たいから、毎日楽しく生きているんだなと感じました。

 

普段、何げなく住んでいるこの街も、よくみてみたら何か魅力的なところが見つかるかもしれない、見つけたくなる、そう考えさせられる本でした。

心があたたまりたい方へ

 

こんにちは!

今回紹介させていただく本は、心があたたまる物語です。

 

『うさぎパン』

著者 瀧羽麻子

株式会社 幻冬舎

 

 

小学校も中学校も私立の学校に通っていたいわゆる”お嬢様学校育ち”の優子は、高校まで一貫教育のその学校を出て高校受験をする。高校生になり、成績が良くないため、家庭教師をつけることに。そして、同級生の富田君とお互いパン好きということがキッカケにパン屋巡りを始める。継母と暮らす優子と両親が離婚している富田君。複雑な家庭事情を抱えているが、2人は家族への気持ちやお互いへの淡い思いを深めていく。

 

読了後、”ほっこりする”という表現がしっくりきます。

甘くてもどかしい、学生時代の懐かしい感覚になります。

 

始まりは何てことのないHRの自己紹介。

何てことのないパンが好きだということ。

たかがパン、されどパン。

 

ただそれだけで2人にはよかったんですね。

パン屋を巡っていくうちに近づいていく二人の距離感。

なんともいえないもどかしさです!笑

 

家庭教師の美和ちゃんが結構いいキャラしているんです。笑

個人的に一番好きなキャラクターです。

 

優子の家族、富田君の家族の環境の変化も、注目して頂きたいです。

 

表題に「うさぎパン」とあるように所々にうさぎが出てくるのもまた、読んでいて楽しいです。

 

 

日々の生活で疲れている、心に余裕がない、そんな方にぴったりの本だと思います!

女性のしあわせってなあに?

 

初めまして!あゆみです!

 

私の趣味は読書です。

現在2日で1冊ペースで読んでいます。

そんな中で、みなさんに私のおすすめの本を紹介したいと思います!

 

『産む、産まない、産めない』

著者 甘糟りり子

株式会社 講談社

 

 

この本は妊娠・出産に関するストーリーが8話収録されている短編集です。

妊娠・出産を見つめなおすキッカケとなる本です。

いろいろな選択肢がある。いろいろな正解がある。

 

・出世と出産の選択。

・血の繋がらない息子との距離感。

・男性の育休。

・プレッシャーの中での不妊治療。

・お腹の中の子の心音は止まってしまった。

・娘が自分同様高校在学中に妊娠。

・兄夫婦の元に産まれたダウン症の子供。

・親友は未婚の母に、妊娠を望んでいるもう一人は子宮がんに。

 

そんな身近に無いようで、世間ではありふれているおはなし。

涙なしでは読むことが出来ませんでした。

 

女性のしあわせってなんだろう?

子供を産むことだけがしあわせなのだろうか?

出産せずに仕事に打ち込むことが偉くてしあわせなのだろうか?

一つのお話ごとに自分に置き換えて考えさせられました。

 

そして、妊娠・出産には必ずしも幸せな、喜ばしいストーリーだけではないんだと痛感しました。

どんなことがしあわせか、どんなことに重きを置くか。

十人いたら十通り、百人いたら百通りのストーリーがある。

当たり前のことを改めて感じました。

 

女性はもちろん、ぜひ男性にも読んで頂きたい本です!

性別云々ではなく、一人の人間として妊娠・出産に関して理解してくれる方が増えたらいいなと思います(^_^)♪